故人の大切な遺品を整理する、遺品整理について

 

 

遺品整理、親しい人が亡くなった時には必ずしなくてはいけないものです。

とは言っても、懐かしい品々や思い出に残る品を整理、場合によっては捨てたりもするのですから、

なかなか思い切ってできないものです。

この遺品整理について、何時までに行ったら良いのか、どういうふうに行えばいいのか、考えていきましょう。

 

・遺品整理はどの程度の時期に

昔ならばかなりゆっくりと、個人との思い出を蘇らせながら遺品整理をしたものです。

個人の親しい人など呼んで、形見分けも行いました。

自宅であれば、今でもそうして時間をかけて遺品整理を行うことは可能です。

そうした場合には、何時までという決まりは特にありません。

お部屋を空けたいなど、そのような事情があれば別ですが、そうでなければ心ゆくまで思い出にひたることも可能です。

しかし、賃貸だった場合はまた別です。

貸主にできるだけ早く部屋を明け渡さなくてはなりません。

そうした場合、自分でももちろんできますが、

時間がないということからも専門家に頼むのも適していると言えるでしょう。

遺品整理専門の業者に、依頼するのがおすすめです。

 

・遺品整理業者に頼むメリットは

自分で遺品整理したい、と思っても残されたものは、貴重品だけではありません。

大きな家具とか、また冷蔵庫などの家電品は、個人で整理するにはいささか難しいものです。

加えて仏壇神棚など、供養を必要とするものもあります。

専門業者に依頼することで、こうした整理するには難しい品々も、きちんと処理してもらえるのです。

 

・遺品整理の業者には資格が必要？

遺品整理の業者とは、要は不用品処分を代行してくれる業者なのです。

家族や親族にとっては大切な形見ですが、

しかし業者に委託した場合これは無残な言い方ですが不用品となってしまうのです。

なので第一に、遺品整理をしてくれる業者には、一般廃棄物収集運搬業許可の国家資格が必須となっています。

また加えて近年、一般社団法人遺品整理士認定協会の資格事業で、

正しい遺品整理のための資格である遺品整理士というものがあります。

この資格を持っている業者なら、遺品整理に対する知識も持っているということで、

安心して任せることができるのです。

業者選びの時にこの2点について頭の片隅に覚えておくのも良いでしょう。

 

・遺品整理業者を頼んだ場合料金はどの程度
？

お金で故人の遺品を整理してもらう、ちょっと悲しいことではありますが、でもその分プロの仕事がしてもらえます。

では一体この料金、また一般的な相場というものはどの程度なのでしょう。

正しい知識を得てから業者を選択したいですね。

もちろん部屋全体の整理をする場合、その部屋の大きさによっても料金は違ってきます。

大体の相場としては、1DK程度の広さの部屋なら、作業人数2名から3名になります。

なので相場として、10万円前後を見越してください。

数人での作業でも1部屋全部となると、早くて2時間から時間のかかる場合で4時間程度です。

3LDKあたりになると、作業員の数も料金も大体、この2倍位ということになります。

20万円台と見てください。

ただ部屋の広さだけでなく、荷物の多さも料金に関わってきます。

なので見積もりをとってもらってから、契約することをおすすめします。

 

できれば自分で行いたい遺品整理ですが、やはり業者に頼むのが最もしっかりとした仕事が期待できます。

また自分で行う場合、思い出に引かれてなかなか作業も進まず、時間ばかりが経ってしまったりもします。

貴重品や、これだけは取っておきたいと思う写真類などをまず整理して、

その後遺品整理専門の業者に見積もってもらってください。

きちんとした業者は片付けをしている間に貴重品を見つけたら、報告をしてくれるものです。

そうした事も考えて、良い遺品整理業者に依頼したいですね。